竹林といえば京都の嵐山が有名ですが、鎌倉にも有名な竹林があるのをあなたはご存知ですか?
その名は「報国寺」
外国の方にも有名なスポットらしく、「鎌倉 観光スポット」とネットで検索すると、たくさんヒットします。
鎌倉は湘南新宿ラインで気軽に行けるので、たまに遊びに行きますが、かなり久しぶりな印象。
前回は2015年の紅葉シーズンだったので、実に2年ぶりくらいになります。
鎌倉駅からは報国寺は徒歩で移動
鎌倉駅から報国寺までは、タクシーで7分、京急バスで12分。
せっかく天気にも恵まれたので、歩いて散歩しながら行くことにしました。
といっても、徒歩でも30分ほどです。これが後々、功を奏すことに。
まずは鶴岡八幡宮の「二の鳥居」。
この両サイドの道は通ったことがありましたが、この鳥居をくぐった先の道を通るのは初めてです。
道がまっすぐに続いているのが特徴。
しっかりと整備されていて、ゆっくり歩いていくと、鶴岡八幡宮入り口の「三の鳥居」が見えてきます。
今回は鶴岡八幡宮ではなく報国寺を目指すので、三の鳥居を右折。
通常の、車も通るルートを進んでいきます。
このあたりは道幅も狭く、駅周辺の様な歩道はありませんので、小さなお子さんがいらっしゃる場合には注意が必要です。
道なりにずんずん進むと、特徴的な名前の交差点に到着。
「岐れ路(わかれみち)」という交差点です。
なかなか、特徴的な名前なのでおぼえやすいですね!
この先も道が細いままなので、歩く時には注意してくださいね。
ちなみに、この辺りで路面バスとすれちがいましたが、乗車率250%くらい
余談ですが、鉄道の乗車率(混雑率)のおおまかな定義について、日本民営鉄道協会に解説がありました。
乗車率の定義は250%は、「電車が揺れるたびに、体が斜めになって身動きできない。手も動かせない」レベルだそうです。
知ってました?
パンパンで人を運ぶバスを横目に見送りながら、そのまま歩いていくと、およそ10分ほどで報国寺に到着しました。
真夏とかでなければ全然歩けるレベルです。
門をくぐって報国寺の中へ!
さっそく門をくぐり、受付へ。
拝観料の200円と、抹茶(落雁付き)の500円、合わせて700円を入り口で支払い、お寺のなかへ入ります。
ちなみに、抹茶券は中では購入できませんので、あらかじめ入り口で購入しておきましょう。
入るとすぐに、日本庭園がお出迎え。
そしてその横には、今回のメインのひとつ。竹林が広がります。
こんなに立派な竹林が鎌倉にあるなんて・・・。
いつか訪れた、京都の嵐山を思い出します。
もちろん、嵐山と比較してしまえば、多少こじんまりした感じはありますが、それ以上に関東でこの景色を見れたというのは、嵐山以上の感動かもしれません。
嵐山はもう少しシュッとした竹が群生していた覚えがありますが、ここ報国寺は太い幹の竹がパラパラと生えている様なイメージ。
といっても、十分に敷地を埋め尽くしており、寂しさは感じません。
お寺の中には、お地蔵さんが並んでいたり、竹林の中に灯籠があったり、幻想的な空間が広がります。
このあたりは、さすが色々なお寺のある鎌倉といったところでしょうか。雰囲気バツグン。
竹とかコケとか、緑を写真に収めて楽しみながら、寺内を散策します。
ところで、コケって可愛くないですか?コケ玉とか普通に欲しいw
自転車で山登ってる時とか、山水を受けながらコケの緑が生き生きしているのをみると、つい写真を撮ってしまう様なコケ好きです。
そのまま順路どおりに進んでいると、茶席の看板が見えてきました。
しかし、その前には人がズラリ。
時間帯にもよると思いますが、休日だと少し並んでしまう可能性が高いです。
結構掛かりそうかなーと思っていたら、思いのほか早く人がはけたので、私たちは10分もかからずに入る事ができました。ラッキー!
抹茶と竹林を楽しむ
「茶席 休耕庵」さんです。
茶席のなかは、すごい賑わい。
竹を正面に見据えながらお茶を楽しむ席と、それを待つための後ろの席の、計2席で構成されています。
ここの受付で茶券を渡し、引き換えに番号を受け取ると同時に、すぐにお抹茶を立てはじめてくれます。
あとは、のんびり座って待つだけ。
少し待つと、先ほど渡された番号が読み上げられるので、サッと受け取り席に戻ります。
これが報国寺の茶席の醍醐味。目の前の美しい竹林と一緒に抹茶、落雁を楽しみます。
竹林の中には、小さな滝も。
ここって本当に関東だっけ??と思うほど、リラックスした時間を過ごすことが出来ました!
ただ、週末だと人も多く回転率がとにかく高いので、普通の喫茶店の様にゆっくり雑談をして過ごすというのには不向きです。
ひとしきり楽しんだあとは、お寺の外へ。
このあたりも、紅葉シーズンにくると、とても綺麗そうです。
といっても、報国寺は竹林がメインな感じがするので、紅葉を楽しむならそれこそ長谷寺や明月院などの方が良さそうですがw
入る時には気付かなかったのですが、小さな花が咲いていました。
見た感じは完全に桜。
え、秋に桜って咲くの!?と思って調べてみたら、気象条件によっては桜が休眠からさめて、秋に咲いてしまう現象があるのだとか。
秋に咲く桜で、「秋桜」だねー!なんて言ったりしていましたが、それコスモス。
裏道を通って鎌倉駅方面へ戻る
「来る時に通った道はせまいし、どうせなら別の道がいい!」ということで、裏道の方に抜けてみると、「田楽辻子のみち」という裏道がありました。
表の道とは違い、人が少ないという事もあり、しずかな道をのんびり歩く事ができます。
結局、すれ違った人のグループは2~3グループ程度。車も5台より少ないほどの交通量と安全な交通量でした。
朝からずっと歩き続けていたので、さすがにお腹もペコペコ。
どこかで昼食を取ろうと考えていた時、鎌倉駅から報国寺までの道のりの中に、ハンバーグ屋さんがあった事を思いだし、ググってみると、ちょうどこの裏道の出口辺り!
ハンバーグ好きとしても、ココを逃す手はありません!!
ということで、「雪ノ茶屋」さんで昼食をいただく事に!
神奈川県鎌倉市雪ノ下4-2-23
岐れ路交差点近く
■電話番号
0467-23-9697
■営業時間
10:00~20:00 ランチ営業有
■定休日
水曜午後
※上記は記事執筆時点の情報
詳細は店舗へお問い合わせください
正面から見ると、入り口付近の窓が開放されていて、風が入り込んで気持ちよさそうです。
時間的にもランチタイム前だったので、すんなり入る事が出来ました。
さすがにランチのコアタイム中は満席で、外で待つグループの方もいらっしゃいました。
とはいえ、小町通り周辺の食事処と比べると、待ち時間は100倍マシなのは言うまでもありません。
ストレスなく昼食を取りたい時にも、観光地から少し離れるというのは有効な手段ですね!
さっそく、「鎌倉ハンバーグステーキ」と「Aセット(サラダ+ドリンク)」のセットを注文。
これで大体1,800円くらいです。
セットのサラダ。鎌倉野菜です。
その上に、ビネガー系の酸味が効いたドレッシングが掛けられています。
個人的に嬉しかったのは、ドレッシングがいっぱい掛かっていた事ですw
きたきた!ハンバーーーーーーグ!
ハンバーグは黒毛和牛100%の200g。
本当は2倍増量のメニューがあったので食べたかったのですが、さすがに歩くのがしんどくなりそうなので、200gにしておきましたw
ナイフで切ってみると、ホロッホロの柔らかい肉質!
暖かな湯気が食欲をそそります。
味は・・・うおおおお最高!!!!!d(^o^)b!!!!
濃すぎもせず、薄過ぎもせず、ちょうど良い具合の口当たりまろやかなデミグラスソースがハンバーグに絡んで、めっちゃうまい!!!
自身のハンバーグランク、第2位にランクインです!
ちなみに第1位は、品川区大井町にあるB&M 151Aにある、手ごねハンバーグw
デミグラスソースが最高なので、ぜひ行ってみてくださいね!
(記事はそのうち!)
美味しかったし、いろんなケーキもあったので、ぜひまた行きたいお店が増えました:)
大満足で食べ終わって鎌倉方面に戻ると、鶴岡八幡宮の前には大勢の人たち。
お昼過ぎになると、こんなに人が増えるんですね・・・。ナメてた・・・。
鎌倉散策するのであれば、朝の時間をオススメします!
さいごに
ひっさびさの鎌倉観光でしたが、朝早くいった事で快適に歩くことができた事と、早めに切り上げた事で帰りの電車が空いてたおかげで、疲れの溜まり具合が全然違いました。
時間が許せば、海街ダイアリーの最後に出てきた衣張山にも行きたかったのですが、思ったよりも山道だという情報があったので、次回にとっておく事にしましたw
都会の喧騒に疲れているあなた、ぜひ報国寺の竹林で癒されてみてください!
- 混みまくるのでバスより徒歩がだんぜんオススメ!
- 報国寺の中で抹茶を楽しむなら外でチケットを購入!
- 竹林だけなら200円だけです(^^)
- 裏道を通ると、歩くのが楽です!
衣張山を始め、スラムダンクで有名な鎌倉高校前なんかも行ってみたい!
紅葉の時期は避けつつ、次回は海岸線を散歩してみたいと思います:)